こんなところに諭吉さん!?


そういえば、念願だった仕事の内定がもらえた時の話をさせて欲しい。
長い長い就職活動を終えて(終えることができて)ようやく地獄の苦しみから解放された僕は、なかなか寝付けなかった日々が嘘のよう。
毎日15時間の惰眠を貪り、寝て食べて寝るという怠惰な生活をするモラトリアム期間に突入していた。

こんなのが仕事できるのかね、と両親に呆れられた始めた頃に、宅急便が来た。
送り主は私の叔母と、いとこの小さな女の子。
中には僕の大好きなお菓子がたっくさん!やったー食べるぞーなんてバリバリ包装を破ってたら、ふと中に一通の手紙が入っていることに気づいた。
なんだろうと思って開けて読んで見れば、それは僕の内定祝いの旨。
今の時代メールやらLINEやらでも済ませられるのに、わざわざ手書きで書いてくれるこの暖かさ…。
ほくほくとした気持ちでなんとなくまた中を漁ってみると、ガムテープぐるぐる巻きの箱を発見。お菓子の箱ではなさそうだと、ビリビリ破いてみれば、なんとなかから「おとしだま」とかかれたぽち袋が。
んん!?と思いつつそっと開いてみると、

中には「お祝いのお金だよ」と少し不恰好な形で書かれた紙切れが入っていた。
右上に10000と鉛筆で書かれ、苦戦したのか消した鉛筆の跡が薄く残る諭吉さんらしき人の絵。

僕はなんだか昔貰って余らせてたレターセットがあったななんて思いながら、昔馴染みのせんべいを味わった。